本資料館のご紹介

中島家とは

 中島家は、岡山県邑久郡(現:瀬戸内市)において宝暦年間(江戸後期)以降、長期に渡って医療活動を行ってきた医家です。その活動範囲は幅広く、現在でいうところの内科・外科・皮膚科・産科を中心とした患者の診察や薬の処方といった診療所・診療所医師の役割だけでなく、売薬活動といった薬局のような役割、種痘といった公衆衛生活動なども行い、周辺地域社会の医療活動に貢献してきました。また江戸時代に中島家の医師たちは、鍼灸を中心とした伝統的漢方医学だけでなく、京都や長崎にも留学し、江戸時代に一世を風靡した吉益流古医方医学や蘭方医学などのその時代時代の最先端の医学も学んできました。第二次世界大戦後も邑久で内科診療所を開業し医療活動を行ってきましたが、都窪郡妹尾町(現:岡山市・妹尾)に移転し現在は中島病院となっております。そしてこのたび、長年活動を行ってきた邑久の地に「中島医家資料館」を開設することにしました。
 本資料館は、現在中島家に数多く伝わる、代々の中島家の医師たちが書き残した写本、学んだ版本、使用した器機などを保存・展示し閲覧に供することによって、単に資料館周辺の地域の歴史を明らかにするだけでなく、江戸時代の地域医療史の研究の進展に貢献することを目的としております。

利用案内・アクセス

◆ 開館時間 午前10時〜午後5時(要事前確認・予約)
◆ 休館日  月曜日(事前にご確認下さい)
◆ 交通案内  JR赤穂線西大寺駅より
           タクシー10分
        西大寺新地バス停より
           徒歩10分
◆ アクセスマップは[こちら]
◆ 〒701-4232 岡山県瀬戸内市邑久町北島1241
  電話 086-942-0577(不在の時があります。お急ぎの場合は、下記のアドレスにメールして下さい。)
     中島醫家資料館(中島医家資料館)
◆ 本サイトに関する問い合わせ先 松村紀明:noriaki.matsumura■thu.ac.jp(■→@)

研究メンバー

中島洋一(なかしまよういち) 中島醫家資料館館長
木下 浩(きのしたひろし)  中島醫家資料館主任研究員

板野俊文(いたのとしふみ)  香川大学名誉教授
梶谷真司(かじたにしんじ)  東京大学教授
川上真里(かわかみまり)   元法政大学大学院院生
草皆波奈(くさかいはな)   足立区文化財保護指導員
黒澤 学(くろさわまなぶ)  株式会社大倉陶園
酒井シヅ(さかいしづ)    順天堂大学名誉教授
清水信子(しみずのぶこ)   二松學舍大学非常勤講師・中島醫家資料館研究員
鈴木則子(すずきのりこ)   奈良女子大学教授
田中健二(たなかけんじ)   香川大学名誉教授
中山 学(なやかままなぶ)  元法政大学大学院院生
平崎真右(ひらさきしんすけ) 二松學舍大学大学院博士後期課程
町泉寿郎(まちせんじゅろう) 二松學舍大学教授
松村紀明(まつむらのりあき) 帝京平成大学講師

館長・中島洋一からのご挨拶

 このたび、宝暦年間より約300年にわたり中島家が在村医として地域の医療活動にかかわってきた邑久町北島の土地に、一般法人「中島醫資料館」を開設することにいたしました。先祖伝来の古文書・書籍・器物など解析・研究したうえで、資料館での展示ならびに研究発表をして参ります。これらが、日本各地に存在していた「在村医」やそれぞれの地域における医療活動をより明らかにすることへの一助となることを願っています。